訳者メッセージ
三木俊哉先生
世界は一つの教室
「学び×テクノロジー」が起こすイノベーション(ダイヤモンド社)
「教育」が「テクノロジー」と出会う時、子どもと大人の学びにはどんなイノベーションが起こるのか?
世界中から月200万人の新規登録者があり、グーグルやゲイツ財団らも注目するシリコンバレーの教育NPO「カーンアカデミー」の創業者が学びの未来形を示す。従来の常識を覆す斬新な視点の数々は日本でも話題必至。
ネットと対面を併用した新しい学びのあり方を説く一冊
教育NPO「カーンアカデミー」の主宰者サルマン・カーンが、ネットと対面を併用した新しい学びのあり方を説きます。
合言葉は「教室をひっくり返す」。なぜ同年齢の子どもたちを一カ所に集め、先生の一方的な話を聞かせるのが当たり前の授業なのか。なぜ時間がきたら授業を終え、みんなが次の単元へ進まなければならないのか……これまでの「常識」に次々と疑問が投げかけられます。
歴史的な経緯あっての常識とはいえ、時代が変わろうとするいま、過去の延長に未来はないと著者は言いきります。政治がよくいう「教育改革」なんか、いかにもおためごかしだということが感じ取られるでしょう。ぜひ読んでもらいたい一冊です。
三木俊哉
プロフィール
京都大学法学部卒業。企業勤務を経て、産業翻訳(英日・日英)およびビジネス書の翻訳に従事。訳書:『スティーブ・ジョブズの流儀』『完全網羅起業成功マニュアル』『ヘッジファンド 投資家たちの野望と興亡』他。サイマル・アカデミー翻訳者養成コースの卒業生でもあり、現在は講師として後進の指導にあたっている。