修了生メッセージ
矢島麻里子さん
サイマル・インターナショナル登録翻訳者
「終点のない努力」を楽しめることが、翻訳の仕事の醍醐味です
以前から英語に興味があったため、大学卒業後は旅行会社に就職し、海外旅行担当として英語を使う業務に携わっていました。でもそれだけでは飽き足りなくなり、英語力をより向上させるためにインターンシップ留学を体験。米国の政府観光局で旅行者向けのパンフレットの英文和訳などを担当しました。そこでの経験を通して、異文化間の橋渡しができる翻訳の魅力に気づかされました。
帰国後、派遣スタッフとして働きながら翻訳スキルを磨けるスクールを検討。体験入学したスクールの中で、最も信頼できると感じたサイマル・アカデミーに入学しました。テクニックに頼るのではなく、翻訳者の心構えから教えてくれる真摯な教育姿勢に好感をもてましたし、講師のレベルがとても高いと感じました。
現在はサイマル・インターナショナルで、翻訳や校閲の仕事をしています。様々な業種の企業を担当していますが、特に金融・財務分野については、自分の得意分野としてさら勉強していきたいと思っています。
日ごろの業務では、各分野の専門用語や業界知識を徹底してリサーチするので、様々なビジネスについて理解を深めることができます。そのぶん根気よく情報収集したり、表現の引き出しを増やしたりと、常に勤勉さが求められる仕事。でも、そんな「終点のない努力」を重ねていけることも、とても楽しいと感じています。また年齢に関係なく働ける点も、この仕事の魅力です。学んだ知識や体験を全て活かせる仕事でもあるので、いずれは在宅フリーランスになって一生続けたいと思っています。
矢島さんの転身STORY
前職 旅行会社勤務
営業勤務や添乗業務などを担当。英語を使う仕事でしたが、紋切り方のフレーズで応対することが多かったため、英語とより深く関わる仕事に転身したいと感じていました。
きっかけ
英語力向上をめざして参加したインターンシップ留学で、翻訳の面白さを知って転身を決意。文章を書くことにも興味があったので、ぜひチャレンジしたいと思いました。
入学
帰国後、サイマル・ビジネスコミュニケーションズの派遣スタッフとして翻訳の仕事をしながらサイマル・アカデミーに通学しましたが、同校で学んで自分の翻訳がいかに自己流かということを痛感。リサーチや推敲の大切さに気づかされました。
卒業・翻訳者へ
修了する前年の2004年からサイマル・インターナショナルと契約。現在はリサーチや校閲、翻訳業務などの仕事を請け負っています。
1日のスケジュール
10:00 余裕の10時出社でお仕事開始!
週に4日はオフィスで働き、もう1日は在宅ワーク。パソコンがあれば場所を選ばず働けるので、仕事の状況に合わせてフレキシブルに働いています。
仕事内容
11:00 英文書類の翻訳が本日のお仕事
本日のメイン業務は、金融機関の英文書類を日本語に翻訳するお仕事。専門用語が多いので、疑問があれば納得できるまでリサーチします。また、受注した仕事についてコーディネーターと綿密な打ち合わせをすることも重要な仕事の一つです。
こんな仕事をしています
日本語→英語翻訳の校閲 / 英語→日本語翻訳の校閲 / 日本語→英語のドラフト翻訳(一次翻訳)/ 英語→日本語の翻訳
金融業界やアミューズメント関連企業ほか、幅広い業界の校閲・翻訳業務を担当。実務を通じて、スキルが日々磨かれていくことを実感しています。
17:30 移動中の車内はお勉強タイム
本日のお仕事終了。行き帰りの電車ではNewsweekをよく読んでいます。英語版と日本語版を併読し、常に「使える表現」の収集を心掛けています。
19:00 帰宅後は翻訳者から主婦に
帰宅後は、家事を手早く済ませて家族とリラックス。繁忙期には自宅に仕事を持ち帰ることもあります。自分のペースで仕事が出来る点も、翻訳者の魅力ですね。
矢島麻里子さん
サイマル・インターナショナル登録翻訳者
大学卒業後、旅行会社に勤務。退社後に米国でのインターンシップを経て人材派遣会社サイマル・ビジネスコミュニケーションズに登録し、メーカーに勤務。その翌年からサイマル・アカデミー翻訳者養成コース(英日・日英)を受講。現在はサイマル・インターナショナルと契約し、校閲・翻訳業務を請け負っている。