医療・医薬翻訳者のためのGlobal Englishセミナー
- 2部構成(約109分)
- 受講期間 約1カ月
受講料 6,600円(税込)
Lee Seaman、森口理恵(翻訳者)
- 医療・医薬業界(製薬会社等)で英訳業務に携わっている方
- 社内翻訳者として英訳や訳文の工程管理等に携わっている方
- 病院や医療機関で院内資料等の英訳に従事している方
- 医療・医薬系文書の翻訳スキルを高めたい翻訳者・翻訳学習者
- これから医療・医薬系の翻訳に注力したい翻訳者・翻訳学習者
テキスト(PDF)、練習問題(PDF)、参考資料(PDF)
レクチャーは一部英語で行われます。
本セミナーでは添削はありません。
メディカル文書の翻訳に限らず、よい翻訳をするためには、まず原文を深く理解することが必要です。これに加えて、対訳や知識へ信頼性を裏づけする徹底したリサーチと、英語ネイティブはもちろん、非英語ネイティブでも読みやすいライティングスキル、この2つが揃ったときに翻訳に付加価値がもたらされます。
このセミナーでは、はじめにSeaman講師がメディカル文書にGlobal Englishの3つのプリンシプル—Clear、Concise、Coherentの要素を取り入れ、ネイティブ言語を問わず、誰にでもわかりやすい、速く読める英文ライティングのコツをお伝えします。
次に、森口講師が調査ツールとしてインターネットサーチの仕方について、基本的なサーチ方法や参照すべきサイト、そして信頼性を高める英訳や情報へのアプローチからクライアントへの提案方法まで、長年の経験で培ったノウハウを伝授します。
各テーマのレクチャーのあと、演習問題を使って、訳例や翻訳プロセスを示しながら英語ネイティブ翻訳者と日本人翻訳者の立場から具体的に解説します。
※サイマル・アカデミー主催「医療・医薬翻訳者のためのGlobal Englishセミナー」を収録、編集したものです。
本セミナーはレクチャーと翻訳問題の解説で構成されています。
より効果的に受講いただくために、翻訳してからレッスン動画を視聴することをお勧めします。
なお、翻訳問題の添削は承っておりません。訳例は講師がセミナー動画の中で解説しております。
第1部
約59分
- Why you need Global English
- Why you need Internet search skills
- 翻訳演習(医療費動向に関するプレスリリース)
第2部
約50分
- 翻訳演習(説明資料:咳エチケット)
- 翻訳演習(説明資料:インフルエンザワクチン)
- 翻訳者は黒子で、自分の考えがあってはいけない、あくまでも原文通りに訳すことが大切と思っていましたが、「何のため、誰のための翻訳なのか」ということを全く考えていなかったことに気づきました。
- リサーチ方法についてノウハウを手取り足取り教えていただけるとは思っていませんでした。早速実践に取り入れます。
- 医薬英語の大原則を学ぶことができた。Seaman先生にゆっくり話していただけたため、英語でもわかりやすかった。
- 今回のセミナーでリサーチ方法が一番参考になりました。これまでは良い表現を探すことだけに終始していましたが、背景知識をとことん深く掘り下げていく必要性があることが良くわかりました。
- インターネット講座「日英医薬翻訳上級」を受講した時にも感じましたが、学べば学ぶほど難しいです。でもやりがいがあります。
- Nativeと同じ英語を書いたり話したりすることが良いことと考えていましたが、Non-nativeでも通じる英語が求められることがわかり勉強になった。
- 知っているリサーチ方法プラスアルファを教えて頂きました。エビデンスの重要性も感じました。
Lee Seaman
翻訳者
オレゴン州立大学化学科を優秀な成績で卒業。在学中に交換留学生として1年間早稲田大学で日本語を習得。日本に10年間在住し、技術翻訳に従事。 科学技術分野の日英翻訳者として20年以上の豊富な経験を持ち、1985年からは医薬専門の翻訳者およびメディカルライターとして活躍。米国翻訳者協会認定の翻訳者として、医薬翻訳関連のセミナーなどで積極的に後進の指導も行っている。サイマル・アカデミー インターネット講座で「日英医薬翻訳 上級」講座の講師としても活躍。
森口 理恵
翻訳者
京都薬科大学薬学部薬学科卒業。香料研究室勤務、データ検索担当者、医薬系翻訳会社のコーディネータ兼社内翻訳者などを経て独立、以来20年あまり医学・薬学・製薬関連の英日・日英翻訳を手がける。翻訳教育機関での翻訳指導やテキスト執筆など、翻訳者教育にも携わる。著書に、医薬業界に特有の基本表現を平易な表現で説明した『まずはこれから!医薬翻訳者のための英語』(イカロス出版)がある。